信念を行動に
30 年間以上にわたり、当社は動物倫理を最優先事項とする企業文化を確立し、維持してきました。3R に対する当社のコミットメントから、政府規制に対する慎重なアドヒアランスに至るまで、当社では人道的に敬意を持って研究動物を扱うように日々努力しています。
30 年間以上にわたり、当社は動物倫理を最優先事項とする企業文化を確立し、維持してきました。3R に対する当社のコミットメントから、政府規制に対する慎重なアドヒアランスに至るまで、当社では人道的に敬意を持って研究動物を扱うように日々努力しています。
コーヴァンスの文化「CARE」はこの度、顧客(Clients)、動物(Animals)、 研究(Research)、従業員(Employees)を配慮と敬意の中心に据えた包括的なものへとその狙いを新たにしました。このことを記念して当社では世界的な取り組みを行っており、新しいコミットメント、ビジョンに関する声明、新しい動物倫理啓発トレーニングなどを発表しています。
当社が思い描いているのは、スタッフとステークホルダーが CARE に対する強いコミットメントのもとで一丸となる文化。CARE は 3R にしっかりと根ざし、革新的な形で動物倫理を前進させます。
当社は、イノベーションと 3R に対するコミットメントを進展させる技術の継続的な開発と適用を行っています。
研究動物に対して適切かつ人道的なケアを行うことは、正しいことであるだけでなく、世界中の人間や動物の命を救う新薬の安全性と有効性を保証するうえでの基本でもあります。当社は、動物倫理を最優先とする企業文化を構築し維持するための有意義な手段を講じてきました。
世界各国からの社員代表が当社のグローバル 3R ワーキンググループに参加し、実験の対象となる動物への敬意と思いやりの気持ちを培います。このグループは、優れた動物倫理と偉大な科学、そして商業的成功との間に明確な関連があることを再確認するため、社員と直接コミュニケーションを取ります。また、当社のグローバル 3R 表彰プログラムを実施しています。
当社のグローバル 3R 表彰プログラムは、動物倫理と研究成果を改善する革新的な方法を開発した社員を称賛するものです。これにより、社内での模範像が確立します。当社のグローバル 3R 表彰の受賞者は、その独創性と科学的専門知識を役立てて質の高い研究を確実に行います。同時に、どのように実験動物の使用および世話を改善できるか、より効率的で新たな方法を模索します。この数年で研究の申請件数は 2 倍以上に増えました。
ラボコープ動物責任協議会では、社員たちが協力し合って動物倫理の世界的基準を定め、世界各地における組織の動物倫理実践状況をモニタリングしています。
当社の動物倫理・獣医学サービス担当は、研究運営チームと緊密に連携しながらすべての動物施設とベンダーを対象に定期監査を実施しています。
グローバルに活動するラボコープ動物責任協議会は、全世界を対象にラボコープの動物倫理を定期的に監督しています。
当社の動物実験委員会(IACUC)および動物倫理について審査するその他組織のメンバーには、獣医師、サイエンティスト、当社の専門スタッフのほか、少なくとも 1 名の一般人が含まれています。チームは、研究が必要かどうかや動物を使用する必要性について検討し、その後、審査を経て承認を行うか、研究を開始できるよう研究デザインに変更を加えます。また、ラボコープの動物管理利用プログラムの定期的な見直し、研究施設の検査、動物倫理に関するあらゆる問題の調査を行います。
ラボコープは AAALAC International の自主認証プログラムに参加しています。その取り組みのなかで 3 年ごとの立ち入り検査を実施し、当社のポリシー、動物の飼育・管理、獣医による医療、施設の状態が所定の基準を十分に満たすよう徹底しています。
動物倫理関連の規制機関から定期的に検査を受けています。
当社は常に In vitro 試験の適用を増やして動物実験に代えるよう努めており、In vitro 試験を代替手段として促進している研究動物の削減、改善、代替のための国立センター(NC3Rs: National Centre for the Replacement, Refinement & Reduction of Animals in Research)など、世界各地の組織や機関と協力しています。また、当社のすべての研究および開発施設では、医薬品開発プロセスの発見から前臨床フェーズに至るまで、In vitro 試験を提供しています。コンピュータモデリング、In vitro、セルベースなどの試験は、多量の化合物を、患者の助けになる可能性が高いいくつかの候補に絞り込む際に役立ちます。当社では可能な限り In vitro 試験の定常的な使用を推進しており、すでにいくつかの動物実験は In vitro 試験に変更されています。
欧州製薬団体連合会 (EFPIA: European Federation of the Pharmaceutical Industry and Associations) 3R パンフレット
ラボコープのパートナー、一般市民、または公務員など誰に対しても、敬意と思いやりを持って研究動物を扱うという当社のコミットメントがオープンなものであることをお約束します。
当社が実践する動物の利用と待遇に関する透明性は、科学コミュニティ内の他者との関係において非常に重要なものです。
ラボコープは、英国の Concordat on Openness on Animal Research(動物研究の公開に関する協定)に最初に署名した 70 以上の団体のひとつです。署名団体には、製薬企業、大学、開発業務受託機関、非営利団体、および関連団体が含まれます。当社は、協定のガイドラインを遵守し、その 4 つのコミットメントを実践して、動物の利用に関する当社のメッセージを強化すべく尽力しています。
コーヴァンスの動物倫理に関する取り組みは、動物たちが当社施設に到着する前にすでに始まっています。過ごしやすい環境に設定された車両もしくは飛行機で輸送を行い、輸送中も、世界各国の様々な機関によって規制されています。当社は、規制を満たしていて、適切なケアを提供できる輸送業者のみを利用しています。当社スタッフとラボコープの獣医が輸送業者を監督しており、動物倫理を守っています。
動物管理・動物倫理を考えた当社の活動には次のようなものがあります。