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陽電子放射断層撮影

当社では、マイクロ陽子放射断層撮影(PET)法による In vivo 試験のデザイン、実施、データ分析を提供しており、その疾患モデルと分析技術は広範囲にわたります。当社の画像化のエキスパートと各疾患領域の専門家が、最大限の臨床的関連性、統計的検出力、処理量を引き出すべく PET 試験をデザイン・実施します。当社の PET 試験では、Siemens 社のスキャナ Inveon を使用しています。

陽電子放射断層撮影 (PET) は核医学イメージング技術のひとつで、体内に注入した PET 放射性標識分子の 3D 画像を生成します。陽電子(ポジトロン)が消滅することでガンマ光子が放出され、放射性トレーサーの分布が検出されます。前臨床においては創薬で PET イメージング(マイクロ PET)の使用が増えており、この技術を通して疾患の生態や生体分子の体内分布、動態の研究が行われています。

長寿命の PET 同位体を用いた In vivo 生体分布画像化

PET 同位体にはさまざまなものがあり、トランスレーショナル研究に用いて被験分子の生体内分布やターゲティング、動態、クリアランスを調べることができます。コーヴァンスでは、数多くの PET 同位体の使用ライセンスを取得しており、以下をはじめとして分子の生体内分布を評価することが可能です。

  • 抗体
  • フラグメント抗体
  • ADC
  • ペプチド
  • タンパク質
  • ナノ粒子

当社で使用できる同位体でさまざまな標識法、半減期、画像化特性がカバーされるだけでなく、特定ニーズへの対応も可能です。

PET 同位体とその半減期および一般的な用途
PET 同位体半減期主な用途
フッ素-18 [18F]1.8
時間
FLT、FDG
ヨウ素-124 [124I]4.2 日タンパク質のヨウ素標識
ジルコニウム-89 [89Zr]3.27 日生体内分布